買ってみました

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巷で話題のDigiFi No.10特別付録の『USB DAC付ヘッドフォンアンプ』。
立ち寄った地元の書店にまだありましたので早速購入。本誌込み3,300円でした。
噂に違わぬなかなかの音質。
ヒスノイズが多いとのレビューがありましたが、私の環境では音楽再生時は気にならないレベル。
好みの範囲ですが低音がやや軽い傾向。多分出力段のカップリングコンデンサ(C55,C56)を交換すれば印象は変わると思います。
超ハイC/Pなのは間違いなし。近年話題になった2~3万円程度の同機能の機種と比較して同等以上の実力と見ました。

主机#2

AmazonにRSEP02の帯域が狭いというレビューがありましたので参考まで。

HDA-5210(電圧出力)

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HDA-5210(電流出力)*1

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確かに高域は『よく伸びている』とは言えないかも知れませんが、むしろ癖がなく好ましい特性*2
金物のニュアンスも十分表現されます。

*1:電圧出力と合わせるため音量調整をしています。

*2:B100の付属イヤホンと比較するとわかりやすいかも。http://headmachine.hatenablog.jp/entry/2012/07/13/215400

主机

更新が滞っていました。
その理由はこのイヤホンに出会ったこと*1

スポーツイヤホン・イヤーフック RS Earphone #02 Black / RSEP02BS

スポーツイヤホン・イヤーフック RS Earphone #02 Black / RSEP02BS


安価でスポーツ用と銘打たれていますが

  • 音場感が極めて自然。バイノーラル録音など感涙ものです。今まで使用したどのヘッドホン・イヤホンとも異なる感覚が味わえます。
  • 音場型なのに音像が明確。分離も良好。
  • F特は中低域からだら下がりですが癖がないので*2補正は容易。
  • 長時間聞いてもなぜか疲れない。もちろん軽量で装着感も問題なし。

真価はまともなヘッドホンアンプで鳴らさないと味わえないと思います*3。私のHDA-5210(電流出力)との相性は最高でした。
foobar2000でのイコライザの設定はこんな感じにしています。
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今まで内外の評価の高いヘッドホン・イヤホンを多く使用してきました。その中には20万円を超る高級機種もいくつか含まれていますが、どう比較しても現時点では私にとってこの機種が『最高』。
安っぽい外観*4に抵抗がなければ本当におすすめの一品です。
本体色は白もあります。
スポーツイヤホン・イヤーフック RS Earphone #02 White / RSEP02W

*1:知人からウォーキング用イヤホンのお奨めを教えて欲しいと言われ情報収集している中で知りました。

*2:物理的な内部音響空間を持つ"リバースサウンドシステム"ということで特定の帯域にピークやディップが出ることを最初警戒したのですがまったくの杞憂でした。近年の低域を不自然に持ち上げた機種に比べれば本当にまともです。

*3:ポータブルオーディオプレイヤーなど論外。

*4:実際安価なんですが

秋のヘッドフォン祭2012#2

今回個人的に一番興味があるのがBakoon ProductsのHDA-5210mk2とDAC-9730。
"My favorite headphone amp"はHDA-5210の前作。その後継機がどのように進化したのか。
また、今後のオーディオプレイヤーはPC+DAC中心になっていくと考えておりますので、永井氏が満を持して出された新作の真価はいかに。

秋のヘッドフォン祭2012

秋のヘッドフォン祭2012が始まりました。
iriverからは"Astell&Kern"ブランドでAK100が出展。

キャッチコピーが『Hi-Fiオーディオの「極み」を、ポケットに。』とされていますが、携帯オーディオプレイヤーとしては高価なものであるだけにハイレゾ音源のメリットを本当に実感できるものであるか興味深いところ。

ATH-CKP500 の低音

ウォーキング愛好家の友人が購入し、「低音がものたりない」というご意見。
ある程度の割りきりが必要とは思うのですが、例えば


今までの経験で、このイヤーピースに交換するとだいたい重心が下がる印象があります。

ATH-CKP500

ちょっと面白いイヤホン。
"for SPORTS"と銘打たれていて、防水仕様*1、耳のくぼみを利用しイヤホンを安定させるフリービット、外部音が聞き取りやすいアクティブフィットイヤピース等々おもしろい機能が付加されています。
試聴すると

  • 能率は低め。
  • 帯域は明らかに狭いが、あまりそう感じさせない音づくり*2。けっこうメリハリもあり、放送モニター的な性格を感じるケースも。
  • ジャストサイズのイヤピースでも外耳道に相当深く挿入しないと低音感が得にくい。
  • アクティブフィットイヤピースは中域に強い癖が出るのでプレーヤー側での調整がたいへんそう。
  • ケーブルは硬めでタッチノイズが気になるタイプ。

といった印象。
iriverS100を使いスタンダードなファインフィットイヤピース(大)*3で試すと
SRS 8
TruBass 8
Focus 6
WOW 4
Definition 1
くらいでバランスが取れるかな。
普段使いのイヤホンとはかなり異なる音質で戸惑いました。

*1:実際はIPX5相当で、ハウジング側を上に向けた状態で水洗いができる程度

*2:良くできたAMラジオ的?

*3:例により本来のサイズより大きなイヤーピース